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箜篌とソプラノの為の「鈴音の楽」

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箜篌とソプラノの為の組曲「鈴音の楽」（全９曲）
＊古代日本で使われたハープ「箜篌（くご）」の為に書かれた作品。
　古代から近代を通し日本の四季を表現すべく、万葉集・古今和歌集の中の和歌～近代の俳句
　を織り込んだ組曲。

I. 前の楽（箜篌ソロ）
II. 大伴家持（万葉集より）
「春の苑　紅にほふ桃の下　照る道に出で　立つ少女」
III. 永福門院
「ほととぎす　空に声して　卯の花の　垣根も白く　月ぞ出でぬる」
IV. 与謝野晶子
「踊る時　月も引かれて手をひねり　波も引れて　音頭の手打つ」
V. 中の楽（箜篌ソロ）
VI. 壬生忠岑（古今和歌集）
「秋風に　かきなす琴のこゑにさへ　はかなく人の恋いしかるらむ」
VII. 清原深養父
「冬ながら　空より花のちりくるは　雲のあなたは　春にやあるらむ」
VIII. 岡本かの子（桜百首、欲身）
「桜ばな　いのち一ぱいに咲くからに　生命をかけて　わが眺めたり」
IX.　後の楽

2020年作曲